鏡を使って身だしなみをチェック
自己認識を保ちながら整容を促す
体験談
母は認知症になってから、髪がぼさぼさでも気にせず、口の周りに食べかすがついていても拭きません。鏡を見る習慣がなくなっていました。
訪問看護師さんから「鏡を使って、一緒に身だしなみをチェックしてみてください」とアドバイスを受けました。朝の着替えの後、母と一緒に鏡の前に立ち、「髪を梳かしましょうか」「口を拭きましょう」と声をかけるようにしました。
すると、母は鏡に映る自分を見て「あら、髪が乱れてるわね」と気づき、自分で櫛を使うようになりました。鏡を使うことで、自己認識が保たれたのです。
— 81歳の母(アルツハイマー型認知症)を在宅介護する56代娘
鏡を使って身だしなみをチェックすることで、自己認識を保ちながら整容を促せます。
詳しく知る
認知症が進行すると、自分の姿に関心がなくなり、身だしなみを整えることを忘れてしまいます。しかし、鏡を使うことで、自分の姿を客観的に見ることができ、身だしなみへの意識が高まります。
鏡を使った身だしなみチェックの効果:
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自己認識の維持: 鏡に映る自分を見ることで、「これは自分だ」という認識が保たれる。
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気づきの促進: 髪の乱れ、汚れなどに気づきやすくなる。
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自発的な行動: 気づくことで、自分で整えようとする。
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自尊心の維持: 綺麗な姿を見ることで、満足感や自信が得られる。
鏡を使う際のポイント:
- 一緒に鏡の前に立つ
- 「髪を梳かしましょうか」と優しく声をかける
- 褒める(「素敵ですね」「綺麗になりましたね」)
- 無理強いしない
鏡を活用することで、本人の尊厳を守りながら身だしなみを整えられます。
実践のステップ
朝の着替えの後、鏡の前に一緒に立つ
「髪を梳かしましょうか」「口を拭きましょう」と声をかける
鏡を見ながら、一緒に髪を梳く、顔を拭くなど
「綺麗になりましたね」「素敵ですね」と褒める
できるところは自分でやってもらう
外出前にも鏡でチェック
手鏡を持ち歩き、外出先でも確認
注意点
ただし、レビー小体型認知症など、鏡に映る自分を他人と認識してしまう場合は、鏡を使うと混乱することがあります。その場合は、鏡を避け、別の方法で身だしなみを整えましょう。
応用・バリエーション
写真を撮って見せることも効果的です。「今日はこんなに素敵ですよ」と写真を見せることで、客観的に自分の姿を確認できます。
まとめ
鏡で自己認識を保つ
身だしなみへの気づきを促す
一緒に鏡の前で整容
褒めて自尊心を維持
レビー小体型認知症では注意