入浴の手順を簡素化し、安全に配慮
滑り止めマットや手すりで転倒を防ぐ
ケーススタディ
グループホームで、Tさん(83歳、レビー小体型認知症)が入浴中に転倒し、大腿骨を骨折しました。原因は、浴室の床が濡れて滑りやすくなっていたことでした。
施設では、浴室の安全対策を見直しました。滑り止めマット、手すり、シャワーチェアを設置し、入浴の手順も簡素化しました。また、必ず2名体制で介助し、一人は常に利用者のそばに付き添うようにしました。
この対策により、入浴中の事故はゼロになり、利用者も安心して入浴できるようになりました。
Tさん(83歳) - レビー小体型認知症、グループホーム入所中
入浴の手順を簡素化し、滑り止めマットや手すりなどで安全に配慮することで、転倒事故を防げます。
詳しく知る
浴室は水や石鹸で滑りやすく、転倒のリスクが高い場所です。特に認知症のある方は、バランス感覚が低下しているため、注意が必要です。
浴室での転倒予防対策:
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滑り止めマット: 浴室の床と浴槽の底に敷く。
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手すり: 浴槽の出入り、立ち座りの際に掴める位置に設置。
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シャワーチェア: 座って体を洗えるようにする。
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浴槽用ステップ: 浴槽への出入りを楽にする。
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段差の解消: 脱衣所と浴室の段差をなくす。
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照明の確保: 浴室を明るくし、足元が見えるようにする。
入浴の手順を簡素化:
- 複雑な動作を減らし、シンプルな手順にする。
- 一つ一つの動作を声に出して説明する。
- 急がせず、ゆっくりとしたペースで。
安全対策を徹底することで、本人も介護者も安心して入浴できます。
実践のステップ
浴室の床と浴槽に滑り止めマットを敷く
手すりを適切な位置に設置する
シャワーチェアを使い、座って体を洗う
浴槽の出入りはゆっくりと、手すりを掴んで
一つ一つの動作を声に出して説明
必ず見守り、または介助を行う
浴室を明るくし、足元を見やすくする
注意点
一人での入浴は避け、必ず見守りや介助を行ってください。また、入浴介助は介護者の腰痛の原因にもなるため、無理をせず、福祉用具や専門サービスを活用しましょう。
応用・バリエーション
訪問入浴サービスを利用すると、専門スタッフが安全に入浴介助を行ってくれます。週に1〜2回利用し、他の日はシャワーや清拭にするなど、組み合わせることも有効です。
まとめ
浴室は転倒リスクが高い
滑り止めマット、手すり、シャワーチェアを設置
入浴の手順を簡素化
必ず見守り・介助を行う
専門サービスの活用も検討