栄養補助食品で不足分を補う
食事量が減っても栄養バランスを保つ工夫
体験談
母は認知症が進んでから、食べる量がどんどん減っていきました。一回の食事で、ご飯を数口、おかずを少しだけしか食べません。体重も減り続け、医師から「栄養状態が心配です」と言われました。
管理栄養士さんから「栄養補助食品を使ってみませんか?」と提案を受けました。小さなゼリーやドリンクタイプの栄養補助食品を、食事の間や食後に提供することで、不足分の栄養を補えるとのことでした。
母は、小さなゼリーやプリンのような栄養補助食品を気に入り、おやつ感覚で食べてくれるようになりました。それだけで、かなりの栄養が摂れるため、体重減少も止まり、体力も回復してきました。
「食事で全部摂らなくては」という思い込みから解放され、気持ちも楽になりました。
— 76歳の母(アルツハイマー型認知症)を在宅介護する50代娘
食事量が減っても、栄養補助食品を活用することで、栄養バランスを保つことができます。
詳しく知る
認知症が進行すると、食欲の低下や嚥下機能の低下により、食事量が減ることがあります。しかし、栄養不足は体力の低下、免疫力の低下、褥瘡(床ずれ)のリスク増加などにつながるため、しっかりと栄養を摂ることが重要です。
栄養補助食品(栄養機能食品)の利点:
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高カロリー・高栄養: 小さな量でも、多くの栄養を摂取できます。
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飲み込みやすい: ゼリー、ドリンク、ムースなど、嚥下機能に合わせた形態があります。
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おやつ感覚: デザートやおやつとして提供できるため、抵抗なく食べてもらえます。
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種類が豊富: 味や形態が豊富で、好みに合わせて選べます。
栄養補助食品の種類:
- ゼリータイプ: 飲み込みやすく、おやつ感覚。
- ドリンクタイプ: 食事の間に手軽に飲める。
- プリン・ムースタイプ: デザート感覚。
- アイスクリームタイプ: 夏場や食欲がない時に。
医師や管理栄養士に相談し、本人の状態に合った製品を選びましょう。
実践のステップ
医師や管理栄養士に、栄養補助食品の使用を相談する
本人の好みや嚥下機能に合った製品を選ぶ
食事の間、食後、おやつの時間に提供する
「栄養補助」として押しつけず、「デザート」「おやつ」として提供
体重や栄養状態を定期的にチェックする
複数の味や形態を試し、好きなものを見つける
注意点
栄養補助食品は、あくまで「補助」です。食事の代わりにはなりません。できるだけ普通の食事を楽しんでもらい、不足分を補う形で使用しましょう。また、糖尿病や腎臓病など、疾患がある場合は、医師の指示に従って選びましょう。
応用・バリエーション
手作りのスムージーや栄養たっぷりのスープも効果的です。バナナ、牛乳、ヨーグルト、はちみつなどをミキサーにかけたスムージーは、手軽に栄養を摂れます。
まとめ
食事量が減っても栄養補助食品で補える
小さな量で高栄養を摂取
ゼリー、ドリンク、プリンなど形態が豊富
おやつ感覚で提供
医師・管理栄養士に相談