これはサンプル文書です。記載されている個人情報はすべて架空のものです。 実際の Connect Review は相談内容をもとに認知症コネクト監修チームが作成します。
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Connect Review

医療機関提出用 生活情報サマリー

認知症コネクト監修 構造化臨床サマリー

文書ID: R20240101001

発行: 2024年1月15日 09:30

有効期限: 2024年2月14日 09:30

提出先: ○○大学病院 精神科(サンプル)

サマリー

お名前

山田 花子(仮名)

年齢・性別

78歳・女性

診断名

アルツハイマー型認知症(中等度)

ICD-10: F00.1要介護3
相談の主訴:夜間の帰宅願望が頻発し、食事拒否も続いている。家族の疲弊が限界に近く、適切な医療的介入と処方調整を希望する。

認知機能評価サマリー

HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)

14/30要注意カットオフ 21点

MMSE 換算推定

13〜16点相当(推定)

スコア 14/30点。カットオフ(21点)以下。中等度認知症域に相当し、エピソード記憶・計算・遅延再生で著明な失点を認める。

認知領域評価所見
エピソード記憶要注意重度低下直前の出来事を数分後には忘れる。物取られ妄想との鑑別が必要。
見当識要注意中等度低下年月日・場所の誤答多い。季節の認識は保持。
注意・計算要注意中等度低下100−7 連続減算で2問以降停滞。
遂行機能境界域軽〜中等度低下調理・家電操作など段取りが困難。着衣も選択に迷う。

GDS-15(老年期うつ病評価尺度)

8/15要注意カットオフ 6点

抑うつ傾向あり(カットオフ 6点超過)。意欲低下・孤独感の訴えが継続。

現病歴・診断経緯

2020年頃から物忘れが目立つようになり、2022年3月に上記診断を受けた。現在も同院に通院中。ドネペジル5mg を服用開始後、一時的に認知機能の安定を認めたが、2023年秋より帰宅願望・食事拒否・物取られ妄想が顕在化し、介護負担が急増している。直近2か月で体重1.8kg 減少。

診断日2022年3月
診断医療機関○○記念病院 神経内科
発症時期2020年頃(ご家族の気づき)
進行状況徐々に進行。2023年秋より BPSD が顕在化。直近2か月で体重1.8kg 減少、嚥下の問題が顕在化。

身体・栄養評価 / ADL(日常生活動作)

BMI19.4(身長152cm / 体重44.8kg)— 低栄養境界域
嚥下リスクあり(週2〜3回むせ。飲水時より食事時に顕著。嚥下機能評価を推奨)
転倒歴あり(過去6か月で2回:廊下での転倒・トイレでの踏み外し)
夜間排尿週4〜5夜(各夜1〜2回)

Barthel Index(ADL 自立度)

55/100要注意満点 100点

食事・更衣・入浴・排泄で部分〜全介助。歩行は屋内自立。

Lawton IADL(手段的日常生活動作)

2/8要注意満点 8点

電話と金銭管理のみ部分的に可。調理・買い物・服薬管理は完全介助。

項目別 ADL 詳細(Barthel スコア付き)

項目状況Barthel
食事部分介助(一口大にすれば自力摂取)7
移乗監視が必要(転倒歴あり)12
整容全介助(促しても手順を忘れる)0
トイレ動作声かけで概ね自立。夜間は紙パンツ使用8
入浴全介助(週2回)0
歩行屋内自立。屋外は必ず付き添い12
階段介助必要5
更衣部分介助(ボタン・ファスナーは不可)6
排便管理自立(週1〜2回便秘気味)10
排尿管理日中概ね自立。夜間失禁あり8
合計68

行動・心理症状(BPSD)詳細評価

DBD-13 合計推定スコア

18/52境界域満点 52点

夜間の帰宅願望

DBD: 3
頻度週3〜4回
発生時間帯22時〜深夜1時頃
トリガー仮説夕方以降の光量低下(サンダウニング)・日中の低活動による昼夜逆転

試行済み対処と効果

  • 施錠・玄関マットの工夫部分的に有効(外出頻度は減少)
  • 「また明日帰ろう」と受容的な声かけ有効(その場では落ち着く)
  • 就寝前ルーティン(温かい飲み物)効果不安定

食事拒否

DBD: 3
頻度週2〜3回(昼食中心)
発生時間帯11時〜13時
トリガー仮説食欲不振+抑うつ傾向・嚥下不安(むせへの恐怖)・味覚変化の可能性

試行済み対処と効果

  • 好みの食材を混ぜる・食器を変える一定の効果
  • 少量・高頻度の食事提供試行中

物取られ妄想

DBD: 2
頻度週1〜2回
発生時間帯随時(財布・通帳が見当たらない時)
トリガー仮説自身が隠した事実を忘れることによる記憶欠損→外部帰属

試行済み対処と効果

  • 一緒に探す・否定しない有効(見つかると落ち着く)
  • 貴重品の置き場を固定化部分的に有効

介護者負担評価(Zarit-8)

主介護者

長女(52歳、同居、有職)

Zarit-8 スコア

15/24要注意満点 24点

スコア 15/24点。中等度の介護負担あり。夜間対応による睡眠分断が3か月以上継続しており、感情的消耗・社会的孤立が顕著。レスパイトケアの早期導入が推奨されます。

現在の服薬 / モニタリング

薬剤名用法目的モニタリング項目副作用観察相互作用
ドネペジル塩酸塩錠 5mg1日1回(就寝前)アルツハイマー型認知症治療(コリンエステラーゼ阻害)MMSE・HDS-R推移、ADL変化、BPSD出現・増悪、脈拍(徐脈)消化器症状(食欲不振・悪心・嘔吐)、徐脈、睡眠障害(悪夢・不眠)、易刺激性抗コリン薬との拮抗作用に注意。β遮断薬・抗不整脈薬との徐脈増強リスク
アムロジピンベシル酸塩錠 5mg1日1回(朝食後)高血圧治療(ジヒドロピリジン系 Ca 拮抗薬)血圧・脈拍(座位・立位両方)、下腿浮腫の有無、歯肉状態下腿浮腫、歯肉肥厚、顔面紅潮、起立性低血圧(転倒リスク増大)グレープフルーツ摂取で血中濃度上昇。利尿薬との降圧増強に注意

既往歴

  • 高血圧(2015年〜、内科通院中)
  • 大腸ポリープ摘出(2018年、経過良好)
  • 骨粗鬆症(2021年〜、カルシウム剤・ビタミンD内服中)

専門医所見(Clinical Impression)

AD としての典型的な進行経過を呈しており、エピソード記憶の著明な障害と逆行性健忘・取り繕い反応を認める。HDS-R スコアは中等度認知症域(FAST stage 5〜6 相当)であり、BPSD(帰宅願望・食事拒否・物取られ妄想)は情動系・前頭葉機能低下を反映していると考えられる。食欲低下と体重減少傾向、嚥下機能の低下が同時に認められており、低栄養・誤嚥性肺炎リスクの評価が急務である。コリンエステラーゼ阻害薬による睡眠障害の増悪・食欲低下の可能性も否定できず、用量・剤型の再評価を推奨する。GDS-15 スコアが高値であることから抑うつ合併の可能性も考慮し、うつ病・せん妄との鑑別が重要と考える。

医療機関への依頼事項

鑑別考察ポイント

  • 1.夜間帰宅願望:サンダウニングに加え、せん妄(脱水・感染・薬剤性)の関与を鑑別
  • 2.食欲低下・体重減少:ドネペジルの消化器副作用、抑うつ、嚥下機能低下、悪性疾患の除外
  • 3.ADL 低下の進行:脳血管障害の重畳(VaD 合併)または甲状腺機能低下症の除外

追加検査の提案

  • 1.血液検査:全血算、電解質、腎機能、肝機能、甲状腺機能(FT3/FT4/TSH)、CRP、ビタミン B12・葉酸
  • 2.頭部 MRI(または CT):海馬萎縮の評価、WMH・ラクナ梗塞の確認(前回から2年経過)
  • 3.嚥下機能評価(VF または VE):誤嚥性肺炎リスクと食形態調整の判断

処方調整の論点

  • 1.ドネペジル:消化器症状・睡眠障害が持続する場合、ガランタミンまたはリバスチグミンパッチへの変更を検討
  • 2.BPSD 対応:クエチアピン少量(12.5mg/就寝前)または抑肝散の導入を検討(帰宅願望・易刺激性に対して)
  • 3.睡眠薬:ベンゾジアゼピン系は避け、必要時はラメルテオン(ロゼレム)またはスボレキサント(ベルソムラ)を優先

ACP / 療養方針(事前確認済み)

DNAR急変時の心肺蘇生は希望しない(長女より口頭確認済、書面化は未了)
入院・拘束入院は最小限にとどめたい。身体拘束には強い抵抗感あり
経口摂取困難時経口摂取困難時は自然経過を優先。胃瘻・中心静脈栄養は望まない(長女より)
リハビリ・居場所在宅継続を最優先。施設入所は本人の意向を確認できる段階での検討を希望

家族からのメッセージ・希望

本人が穏やかに過ごせる環境を第一に考えています。将来的な施設入所も視野に入れておりますが、できる限り自宅での生活を続けさせたいです。医師の先生に率直なご意見をいただき、これからの方針を家族で話し合うための材料にしたいと思っています。

添付資料一覧

  • かかりつけ医診療情報提供書(2024年1月)
  • 前回受診時の処方箋写し
  • HDS-R 実施記録(2023年12月、自宅にて家族補助のもと実施)

受領確認ログ

閲覧日時アクセス元 IP(部分表示)
2024年1月16日 14:22203.0.113.xxx

発行:認知症コネクト 専門医監修チーム

文書ID:R20240101001

発行日時:2024年1月15日 09:30

署名付きURL配信・開封ログ記録済

発行までの流れ

  1. 1.発行依頼(マイページから)
  2. 2.Stripe で決済(スタンダード: ¥2,480)
  3. 3.専門医チームが文書を作成(通常5〜10分)
  4. 4.署名付きURLをメールで受け取る
  5. 5.医療機関に URL を提示→受領確認

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