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施設入居を迷うご家族へ
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施設入居を迷うご家族へ
📝 コラム2026年6月9日更新 2026年6月15日10

施設入居を迷うご家族へ


施設入居を迷うご家族へ


医師として、そして多くの家族を見てきた立場から伝えたいこと


はじめに:迷うのは"当然"です


家族

もう限界かもしれない。でも施設に入れるのはかわいそう。


こんな声をよく聞きます

  • 「どのタイミングが正しいのか誰も教えてくれない」
  • 「医師やケアマネに相談しても"ケースバイケース"と言われてしまう」

  • 認知症の介護では、在宅を続けるか施設に入居するかという選択は、家族にとって最も重いテーマのひとつです。


    医学的に"入居を検討すべき"サイン


    在宅介護の限界が近いサイン

  • 誤嚥性肺炎を繰り返す(食事・水分摂取の安全確保が難しい)
  • 夜間せん妄・昼夜逆転で家族が眠れない
  • 暴言・暴力が増えている(本人も家族もケガのリスクが高い)
  • 食事・水分が大きく低下している(低栄養・脱水は命に関わる)
  • 徘徊が頻回で24時間見守りが必要(在宅では現実的に対応できない)

  • 家族が限界に近づいているサイン


    介護者のSOSサイン

  • 慢性的な睡眠不足
  • 仕事・育児との両立が破綻
  • 介護者がうつ状態・無気力
  • 家族内での衝突が増えている
  • 「もう無理だ」と感じる回数が増えている

  • 介護は"気持ち"だけでは続けられません。家族が倒れたら、在宅介護は続けられない。


    施設の種類と費用の目安


    主な施設の種類と費用の目安

    特養(特別養護老人ホーム)

    10〜15万円/月

    費用安め・重度向け

    グループホーム

    15〜20万円/月

    認知症専門・小規模

    有料老人ホーム

    20〜35万円/月

    サービス幅広い


  • 老健(介護老人保健施設):リハビリ中心、在宅復帰が前提
  • サ高住(サービス付き高齢者向け住宅):自立〜軽度向け、医療対応は弱め

  • 選び方の基本は「認知症の進行度 × 家族の状況」です。



    入居を急いだ方がいいケース


    すぐに動くべきサイン

  • 介護者が倒れた
  • 本人が脱水・低栄養
  • 夜間の徘徊が止まらない
  • 暴力で家族がケガをした
  • 火の不始末・ガス事故のリスクがある

  • これは"見捨てる"のではなく、命を守るための判断です。


    入居までの流れ


    1

    ケアマネに相談

    2

    施設見学(2〜3件で十分)

    3

    申し込み

    4

    医師の診断書

    5

    入居判定

    6

    契約・入居


    迷ったら、まずケアマネに連絡。動き出すと、状況が一気に整理されます。


    罪悪感を軽くするための視点


    医師から家族へ

  • 入居は"見捨てる"ではなく、安全を守る選択
  • 家族が倒れたら、在宅介護は続けられない
  • 施設は"家族の代わりに24時間見守る場所"
  • 家族は"本人の人生の質を守る役割"に集中できる

  • あなたが悩んでいるのは、大切に思っている証拠です。


    迷っているあなたへ

    施設入居の判断は、家族だけで抱え込む必要はありません。医療・介護の視点から、あなたの状況に合わせて整理できます。一度、あなたの状況を聞かせてください。


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