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認知症の昼夜逆転を治すには
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認知症の昼夜逆転を治すには
📝 コラム2026年6月11日更新 2026年7月2日4

認知症の昼夜逆転を治すには


認知症の昼夜逆転を治すには


医師が解説する「今日からできる3つの対策」


夜と昼が逆転してしまう「昼夜逆転」は、ご本人にとってもご家族にとっても、本当につらい問題です。放置すると介護負担が増えるだけでなく、ご家族の睡眠や健康にも悪影響が出てきます。


昼夜逆転が起きる医学的な理由


根本にあるのは、体内時計の乱れです。脳の視床下部にある体内時計は光刺激でリセットされますが、認知症になるとこの調節機能が弱くなってしまいます。さらに、認知症に伴う脳の変性や神経伝達物質の変化、薬の副作用、せん妄やうつなどが重なり合って、睡眠のリズムを崩していきます。


夕方になると不安や興奮が強まる「夕暮れ症候群」も、昼夜逆転を助長する一因です。


家族が絶対にやってはいけない3つの対応


1. 無理に長時間寝かせようとする

無理に寝かせようとすると、かえって覚醒を強めてしまい、夜間の混乱を悪化させることがあります。急がば回れで、からだを少量のお白湯などで温めるのもひとつの方法です。


2. 昼間に長時間寝かせてしまう

昼間に長く眠らせると、夜に眠れなくなってしまいます。日中は軽い活動や光に当たる時間を確保しましょう。


3. 叱る・強く注意する

叱責は不安を強め、行動の悪化につながります。落ち着いた声かけと、環境を整えることのほうが効果的です。


医師が推奨する3つの改善策

この記事についてもっと詳しく知りたい方へ

記事の内容についての疑問や、ご自身・ご家族の状況に合わせた相談を、認知症を専門とする医師に直接お聞きいただけます。

医師に相談する

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1

朝の光を確保する

起床後は30分以上、できれば屋外で自然光を浴びることを習慣にしましょう。光は体内時計を強力にリセットしてくれます。室内でも窓際で朝食をとる、カーテンを開けるだけで効果があります。


2

夕方から夜の刺激を減らす

夕方以降は強い照明・大きな音・興奮しやすい活動を避けましょう。テレビの明るさを落とし、静かな音楽や穏やかな会話に切り替えると、落ち着きやすくなります。また低GI食を心がけると血糖値の急降下を防げ、交感神経への刺激も抑えられます。


3

生活リズムを固定化する

毎日同じ時間に起き、同じ時間に食事をとり、同じ時間に軽い運動をすることで、体内時計が安定していきます。昼寝は短め(20〜30分)に制限し、夕方以降は避けましょう。昼寝の前に緑茶や紅茶・コーヒーを飲むのも有効です。


それでも改善しない場合のチェックポイント


せん妄の可能性

急な混乱や見当識障害がある場合は、せん妄を疑って早めに医療機関へ相談してください。


薬の副作用

睡眠薬や向精神薬、利尿薬などが影響していることもあります。処方薬の見直しが必要かどうか、医師に相談してみてください。


うつや痛み、感染症

これらが睡眠を乱していることもあります。身体的な原因が隠れていないかも、あわせて確認しましょう。


家族が限界を感じたら


夜間の対応で疲れ切ってしまっているなら、早めに助けを求めることが一番の近道です。


使えるサポート

  • 訪問看護やショートステイ
  • 夜間対応の介護サービス
  • 認知症コネクトでのオンライン相談


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