Dementia Connect
オンライン相談
特典マイページ
ログイン新規登録
Dementia Connect

認知症に関わるすべての方をつなぐ総合プラットフォーム

ご利用目的から探す

  • ご本人の方
  • 予防・不安のある方
  • 介護している家族
  • ケアマネジャー
  • 医療・介護専門職
  • 企業・団体

サービス

  • ニュース・記事
  • 共生のヒント100選
  • 基礎知識
  • お悩み事例
  • オンライン相談
  • セルフチェック
  • 掲示板

情報

  • 無料会員でできること
  • 料金プラン
  • 運営について
  • よくある質問
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約
  • 特定商取引法に基づく表記
  • X(@D___connect)

© 2026 Dementia Connect. All rights reserved.

お悩み事例ヒント
オンライン相談
マイページ
毎日が「10年ぶりの同窓会」? 〜「あなたは誰?」に隠された記憶のヒミツ〜
ホーム
ひとりごと手帖
毎日が「10年ぶりの同窓会」? 〜「あなたは誰?」に隠された記憶のヒミツ〜
📝 コラム2026年6月19日医師査読済 · 2026年6月1

毎日が「10年ぶりの同窓会」? 〜「あなたは誰?」に隠された記憶のヒミツ〜

「えっと……ごめん、誰だっけ?」

久しぶりに行われた同窓会。目の前にいる人を見て、あなたは頭を抱えてしまいます。声は聞き覚えがあるけれど、顔つきも背の高さも全然違う。名前を聞いてようやく「えー!あの〇〇くん!?」と驚く。もちろん同窓会ではよくある風景です。

あるいはもっと短い期間で、例えば小学校の時も、長い夏休みのあとに友達の背がすごく伸びていて「一瞬、誰かわからなかった!」なんて経験があるかもしれません。それが10年ぶりともなれば、わからなくて当然です。


なぜ同窓会で「誰だっけ?」となるのでしょうか。

答えはとても簡単です。会っていなかった「空白の10年間」の記憶がないからです。あなたの頭の中のアルバムには、10年前の子どもの頃の写真しかありません。そこからいきなり大人の姿を見せられても、昔と今の姿が繋がらないのは当たり前ですよね。


実はこの現象、認知症の方が言う「あなたはどちら様?」という言葉のヒミツを解き明かすカギになります。

「ずっと一緒に暮らしているのに、なんで私のことを忘れちゃうの?」と、家族は悲しくなってしまうかもしれません。でも、少し想像してみてください。認知症という病気は、頭の中のアルバムに「新しい写真」を貼り付けるのがとても苦手になる病気です。


たとえば、認知症になってから10年が経ったとしましょう。家族は毎日顔を合わせて一緒に過ごしてきたつもりでも、ご本人の頭のアルバムには、この10年間の記憶がうまく保存されていません。つまり、毎日会っていたとしても、結果としてご本人にとっては同窓会と同じ「空白の10年間」ができてしまっているのです。


目の前に立っている大きく成長したお孫さんを見ても、おばあちゃんの頭の中にあるお孫さんの写真は「10年前のランドセルを背負った姿」のまま。だから、目の前の立派な若者を見て、「うちの孫はまだ小学生のはず。この見知らぬ人はどちら様?」と戸惑ってしまうのです。


そう、ご本人の心の中では、いきなり未来にタイムスリップして、見知らぬ人に親しげに話しかけられているようなもの。まさに「10年ぶりの同窓会」で戸惑っている状況と、まったく同じなのです。



「毎日会っているのに、なんで忘れるの!」と悲しくなる気持ちもわかります。でも、「そっか、おばあちゃんにとっては、今の状況は10年ぶりの同窓会なんだな」と考えてみてください。「私だよ、久しぶり! こんなに大きくなったでしょ?」と笑って返せたら、戸惑っているおばあちゃんも、きっとホッと安心できるはずです。



「誰だかわからない」のは、愛情が消えたからではなく、ただ記憶のアルバムに空白があるだけ。そうやって相手の心の中で毎日起きている「同窓会」を想像してみると、フワッと優しい気持ちになれる気がしませんか。





コメント

コメントするにはログインしてください

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう。

ひとりごと手帖の一覧へ