
せん妄は、脳が一時的に「混乱状態」に陥る症状です。感染症、薬、脱水、痛み、睡眠不足など、さまざまなきっかけで起こります。「認知症」とは異なり、適切な対応をすれば改善する可能性が高い状態です。
### ①過活動性せん妄(よくテレビでも見かけるタイプ)
わかりやすい特徴: 興奮、落ち着きなさ、物を投げる、大声を出す
夜間に突然暴れたり、言葉が支離滅裂になったりします。「変化が目立つ」ため、家族が気づきやすいのが特徴です。
### ②低活動性せん妄(見逃されやすい危険なタイプ)
わかりやすい特徴: ぼんやり、返事がない、動きが鈍い、やる気がない
一見「疲れているだけ」や「認知症が進んだ」と思われてしまい、深刻な見落としが起こります。実は死亡率が高いことをご存じでしょうか。家族が「最近、何もしゃべらなくなった」と感じたら要注意です。
### ③混合型せん妄
上記の①と②が交互に起こる、または同時に現れるタイプです。予測が難しく、対応が複雑になることもあります。
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せん妄は発症から(24~)72時間が重要です。以下のサインが「いつもと違う」と感じたら、医師に相談してください。
| チェック項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 意識の清明性 | 呼びかけに反応が鈍くないか、または過剰に反応していないか |
| 睡眠パターン | 昼夜逆転、または極端な睡眠不足がないか |
| 注意力 | 話しかけても視線が合わない、集中できていないか |
| 思考の整理 | 話の筋が通わない、時間や場所の認識がズレていないか |
| 情動の変化 | 理由のない怒り、不安、または無関心がないか |
| 行動の変化 | 動きが鈍い、または落ち着きがなくなっていないか |
| 身体症状 | 熱、咳、尿の異常、便秘、脱水の兆候 |
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✓ 環境を整える
✓ 身体のケア
✓ 睡眠と活動
✓ 医療機関へ
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低活動性せん妄は「静かだから大丈夫」と思われやすく、実は肺炎や敗血症など重篤な感染症が隠れていることもあります。「いつもと違う静かさ」こそが、SOS信号なのです。
認知症コネクトでもご相談を承ります。
認知症ではなく、医学的に治療できる状態がせん妄です。早期発見=良い予後に直結します。「あれ?」と感じたら、躊躇せずご相談ください。
