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せん妄の3つのタイプ:「暴れる」だけが「せん妄」じゃない、見逃しやすい状態を知っておこう
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せん妄の3つのタイプ:「暴れる」だけが「せん妄」じゃない、見逃しやすい状態を知っておこう
📝 コラム2026年6月22日医師査読済 · 2026年6月2

せん妄の3つのタイプ:「暴れる」だけが「せん妄」じゃない、見逃しやすい状態を知っておこう

せん妄ってどんな状態?


せん妄は、脳が一時的に「混乱状態」に陥る症状です。感染症、薬、脱水、痛み、睡眠不足など、さまざまなきっかけで起こります。「認知症」とは異なり、適切な対応をすれば改善する可能性が高い状態です。


3つのタイプを理解しよう


### ①過活動性せん妄(よくテレビでも見かけるタイプ)

わかりやすい特徴: 興奮、落ち着きなさ、物を投げる、大声を出す

夜間に突然暴れたり、言葉が支離滅裂になったりします。「変化が目立つ」ため、家族が気づきやすいのが特徴です。

### ②低活動性せん妄(見逃されやすい危険なタイプ)

わかりやすい特徴: ぼんやり、返事がない、動きが鈍い、やる気がない

一見「疲れているだけ」や「認知症が進んだ」と思われてしまい、深刻な見落としが起こります。実は死亡率が高いことをご存じでしょうか。家族が「最近、何もしゃべらなくなった」と感じたら要注意です。

### ③混合型せん妄

上記の①と②が交互に起こる、または同時に現れるタイプです。予測が難しく、対応が複雑になることもあります。


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気づくために「毎日の観察」を心がけよう


せん妄は発症から(24~)72時間が重要です。以下のサインが「いつもと違う」と感じたら、医師に相談してください。


チェック項目確認ポイント
意識の清明性呼びかけに反応が鈍くないか、または過剰に反応していないか
睡眠パターン昼夜逆転、または極端な睡眠不足がないか
注意力話しかけても視線が合わない、集中できていないか
思考の整理話の筋が通わない、時間や場所の認識がズレていないか
情動の変化理由のない怒り、不安、または無関心がないか
行動の変化動きが鈍い、または落ち着きがなくなっていないか
身体症状熱、咳、尿の異常、便秘、脱水の兆候

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疑ったときに「家庭でできる対応」


今すぐできることリスト


✓ 環境を整える

  • 部屋を明るくする(昼と夜のメリハリ)
  • 見守る人がそばにいることを伝える
  • 時計やカレンダーを見える場所に置く

  • ✓ 身体のケア

  • こまめに水分を飲みましょう(特にこれからの季節は要注意です)
  • 便秘や尿の状態をチェックします
  • 身体のどこかに怪我や痛みが無いかを確認してみる。

  • ✓ 睡眠と活動

  • 昼間にしっかりと体を動かす。ただしこれからの季節は炎天下の中で運動することを避けて、例えば朝おひさまがのぼってすぐの時間帯などを有効に活用するなど工夫しましょう。
  • 夜間の照明を落とす
  • お昼寝は短く(30分程度で切り上げるように。お昼寝「前」の緑茶やコーヒーなどおすすめです)

  • ✓ 医療機関へ

  • 不安があれば医師に相談してみましょう
  • 例えば発症のきっかけ(いつから?)を伝えてください
  • 最近の薬の変更、体調の異変も報告します

  • ---


    なぜ見落とされるのか


    低活動性せん妄は「静かだから大丈夫」と思われやすく、実は肺炎や敗血症など重篤な感染症が隠れていることもあります。「いつもと違う静かさ」こそが、SOS信号なのです。


    医師

    認知症コネクトでもご相談を承ります。


    認知症ではなく、医学的に治療できる状態がせん妄です。早期発見=良い予後に直結します。「あれ?」と感じたら、躊躇せずご相談ください。





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