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記憶・認知

同じことを何度も聞く

同じ質問を繰り返す

Yuya Kobayashi, MD, PhD

医療監修

Yuya Kobayashi, MD, PhD

認知症専門外来・在宅診療医

同じ質問を繰り返すのは、直前の記憶を保持することが難しくなる記憶障害(近時記憶障害)の症状の一つです。本人にとっては「初めて尋ねている」感覚であることが多く、繰り返し聞かれること自体に悪意や甘えはありません。この仕組みを理解することで、介護者側の心理的な負担も軽くなることがあります。

対応のポイント

  • 初めて聞いたように穏やかに答える 「さっきも言った」と指摘するのではなく、毎回同じトーンで答えることで本人の不安を減らせます。
  • 否定や訂正をせず、相手の世界観に寄り添う 「なぜ覚えていないの」と問い詰めることは避け、本人が今感じている不安に目を向けましょう。
  • メモや張り紙で自分で確認できるようにする 予定やよくある質問の答えをメモにしておくと、本人が自分で見返して安心できることがあります。
  • 介護者自身の息抜きの時間も確保する 繰り返しの対応は介護者の負担が大きいため、一人で抱え込まず、デイサービスなどのサービスも活用しましょう。

よくある質問

Q. 何度も同じ説明をするのがつらいです。どうすればいいですか?

A. 介護者の心理的な負担は自然なものです。短い言葉で簡潔に答える、メモを活用するなど負担を減らす工夫とあわせて、一人で抱え込まずケアマネジャーや家族会に相談することも大切です。

Q. 質問に答えず話をそらしてもいいですか?

A. 本人が不安を感じて質問している場合は、いったん気持ちを受け止めてから穏やかに話題を変える方法も有効です。頭ごなしに無視することは避けましょう。

この症状への対応に迷ったら、医師に相談

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