夜眠れない
夜間に不眠や中途覚醒が続く
医療監修
Yuya Kobayashi, MD, PhD
認知症専門外来・在宅診療医
夜間の不眠や中途覚醒は、加齢による睡眠の質の変化に加え、不安感や体の痛み、頻尿、環境の変化への敏感さなど複数の要因が重なって起こることがあります。「眠れない」状態そのものが症状であり、夜中に起きて歩き回る「徘徊」や、昼夜が入れ替わってしまう「昼夜逆転」とは区別して考える必要があります。
日中の眠気や体調不良、介護者側の睡眠不足にもつながりやすいため、生活リズムの見直しとあわせて、痛みや頻尿など隠れた原因がないかを探ることが大切です。いびきや呼吸の乱れを伴う場合は、睡眠時無呼吸症候群など医療的な評価が必要になることもあります。
市販の睡眠薬やサプリメントを自己判断で使うと、ふらつきや転倒のリスクを高めることがあるため、対応に迷う場合は早めにかかりつけ医に相談することをおすすめします。
対応のヒント
(3件)対応のポイント
- •就寝前のリラックスタイムをつくる 静かな音楽を聴く、軽いストレッチをするなど、入眠しやすい習慣を取り入れましょう。
- •カフェイン・アルコールは夕方以降控える 覚醒作用のある飲み物は、夕方以降の摂取を避けるようにしましょう。
- •寝室の環境を整える 室温・明るさ・音などを本人が快適と感じる状態に調整することも効果的です。
- •不眠が続く場合は医師に相談する 痛みやかゆみ、頻尿など隠れた原因があることもあるため、長期間続く場合は早めに相談しましょう。
よくある質問
Q. 夜中に何度も起きるのは病気のサインですか?
A. 加齢や認知症に伴う変化であることが多いですが、睡眠時無呼吸症候群や頻尿など他の要因が隠れていることもあるため、頻度が高い場合は医師に相談することをおすすめします。
Q. 日中に眠気が強く、うたた寝が多いのが心配です。昼寝はしてもいいですか?
A. 夜間の不眠がある場合、日中に長く昼寝をするとさらに夜眠れなくなる悪循環につながることがあります。昼寝をする場合は30分以内を目安にし、日中はできるだけ活動的に過ごすことを心がけましょう。改善しない眠気が続く場合は、隠れた病気がないか医師に相談することをおすすめします。
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